
1.「生理的にイヤ」って?
どこがというわけではないけど「この人何となく苦手だなぁ、嫌だなぁ」って人が一人くらいはいませんか?「雰囲気がイヤ」とか「生理的に無理」なんてよく言ったりしますが、このような嫌悪感を抱く要因として心理学的には以下の2つのことが考えられます。
①相手に自分と共通するところがある(自分に似ている)
②自分が身につけたいと思っている能力や特徴がある
詳しく見ていきましょう。
まず①に関して、心理学では「シャドウ」と呼ばれますが自分自身の嫌いな部分、直したいと思っている(或いは認めたくない)特徴。それを持っている人に対して嫌悪感を抱くのです。「自分はあんなやつとは違う」「あいつはろくでもない奴だ!」と無意識に思ってしまいます。その人と共通点があると認めたくないのです。その延長でその人自身までも認めたくなくなるのです。
②については、本来ならば尊敬や憧れにつながる要因かと思われますが、それが行き過ぎると嫉妬からくる嫌悪感に変わってしまいます。「自分は上手くできないのになんであいつはできてるんだ!自分はこんなに努力してるのに!あいつが憎い!少し仕事ができるからってちやほやされて調子に乗りやがって!」と、まぁこんな感じでしょうか。
誰かを生理的に嫌いだと思ったときには、「どこがいやなんだろう?」「自分に似ているところはあるかな?」と一度冷静に分析してみることが大事ではないかと思います。理由もわからず嫌われてはその相手もたまりませんからね。それによって「自分と似ている」「自分にないものを持っている」と気づいたら案外気が合うかもしれませんよ(笑)
2.緊張しないで話すには
人はなぜ緊張するのでしょう?
緊張する原因。それはプレッシャーです。
「失敗したらどうしよう・・・」
「これを言ったら相手はどう思うかな・・・。嫌われないかな・・・。」
そういったことを”考えすぎて”普段通りの実力を発揮できないことが多々あります。大勢の前で話す時、初対面の人と話す時、フォーマルな場、自信の評価に直結する場(コミュニケーションの場に限らず資格試験の本番などにもいえますね)などです。
人前で話をするとき「相手をカボチャだと思え」などとはよく言う話ですが、これはある種真理をついているとも言えます。
緊張の原因はプレッシャー。なぜプレッシャーを感じるのかと言えば、「人に聞かせるんだから変なことは言えない。」「失敗したら大変なことになるどうしよう」という思いがあるからですよね。
「ダメ元」「失敗したらその時はその時だ。思い切ってやろう!」という風に意識を転換するだけでいいのです。
そこまで思わなくても、「よしやろう!」と気合いを入れるだけでもかわりますよ。
よく寝付きの悪いひとは「寝る前に必ず行う習慣を決めるといい」といいますね。
例えば決まった香りのアロマオイルを焚くとか、決まった音楽をかけるとかです。
それによって、脳に「寝るスイッチ」が入るのです。
同じように緊張する場面では直前に決まった行動をするように習慣づければ「緊張を解くスイッチ」になるのです。これは何でも良くて
例えば鏡で自分の顔を見て「私はできる私はできる私はできる」という。なんて下手なもので十分なのです。
こんなことと思うかも知れませんがまずはやってみてください。変わります。
上がり症を直したいという人は少し意識をかえるだけでだいぶ気持ちに余裕が生まれてきますよ。